寒い季節での作業において、防寒アイテムは仕事における必須アイテムです。工場や屋外の作業で寒さ対策が万全でなければ、健康はもちろん作業効率にまで影響してきます。
そこで今回は、防寒コートの外仕事に最適な防寒コートの選び方から、2022年最新のおすすめ商品まで、防寒コートの全てを解説します。
「防寒コートをちゃんと用意すべきか迷っている」
「どういう商品を選べばいいかよく分からない」
こういった人には是非とも読んで欲しい内容となっています。
毎年機能性の面でも優れていっていますので、去年見たことがある方でもぜひチェックしてみてください。
このページの目次
防寒コートを選ぶ上で重要な機能や要素
防寒コート選びのポイントは下記の5点です。
- 防水、耐水性
- 保温性
- 耐久性
- フード、ポケットの有無
- スーツの上に着られるかどうか
- 雪でも大丈夫か
水への強さ(防水・耐水性)
防寒とは気温だけでなく、屋外使用を考えると雨も防いでくれなければなりません。コートによっては耐水圧表示がされていますので、屋外使用ならしっかりと撥水加工がされている耐水圧1,000mm以上のコートを選びたいです。
体温を逃さず発熱する生地(保温性)
保温性とは、気温が低かったり風が強かったりしても体温を逃がさないための機能です。
特に保温性の高さは、風が強いときにその効果を発揮します。よく「風速1メートルだと体感気温は1℃下がる」と言われるように、風で体温が奪われるのを防ぐことは、防寒コートの最も大きな働きなんです。
理想は機能性インナーのような発熱する生地です。それ以外にも裏起毛、中綿、アルミメッシュ生地、長い繊維、ダウンなどを使ったコートが保温性に優れています。
破れにくさ(耐久性)
いくら防寒コートが温かくても、生地が破れやすかったり、熱に弱かったりしては使いものにならないですよね。
例えば工事現場では角材や鉄筋、工場内では扱う素材のバリで衣類が破損するケースが多いです。これらに引っかかって破れるのを防ぐためにも、耐久性のある防寒コートを選ぶ必要があるでしょう。
具体的には、生地が丈夫かどうかを判断する上で素材をチェックしてみて欲しいです。綿やリネンといった天然素材は摩擦や熱、水に強いので激しい動きや汚れにも耐えられるのでおすすめです。
フードやポケットの有無もチェックしよう
フードがあると、不意の雨風にも対応できます。
風の強い工事現場、住宅展示場での案内、道路工事での交通整理などでは、頭を覆ってくれるフードは非常に重宝します。不意の雨にも役立てられるので、必要に応じてフード付きの防寒コートを選びましょう。
また、コートにポケットが多いと、ペンや手帳、工具類、携帯電話(スマホ)、カイロなどを入れることができます。作業中の持ち物が多い人はあると便利ですね。
スーツの上に着られるかどうか
屋外で営業マンがお客様を待ったり、管理者が現場視察をしたりする場面など、スーツの上から防寒コートを着るシーンも多いと思います。
スーツの上に着る場合は、通常のサイズより1つ大きいサイズを選ぶのがおすすめです。例えば通常Lサイズなら、LLの防寒コートを選ぶ、といったように少しゆとりを持ってサイズ選びをしておくと窮屈になりません。
雪でも大丈夫か
寒さに耐えるということは、気温が氷点下となり雪が降るという事態も想定しなければなりません。
袖やフードの部分に、雪が入りにくような「絞り」があるかどうかで快適さはかなり変わります。
またチャックの部分にファスナーがついていると中に入っているものが濡れにくく安心かもしれません。
防寒コートの正しい着方
防寒コートは寒さ対策のみならず、雨風を防いでくれる優れたアイテムです。雨風を通しにくい素材、お尻までしっかりカバーするデザイン、風の侵入を防ぐ襟や袖まわりといった、丈夫で着る人を保護する設計によって成り立っています。
ですが、単に防寒コートを着ればいいというものではありません。正しい着用方法と、作業内容や着用環境によって効果がまるで違うので、適切な着用方法と商品を選んで最大限にコートの恩恵を受けましょう。
効果的な重ね着の順番について
まずは防寒の基本である『重ね着(レイヤリング)』についてご説明します。なぜ重ね着が防寒の基本かと言うと、最も効果的な防寒の方法は、体の上に幾重もの空気の層を作り閉じ込めることだからです。
厚みのある服を少なく着るより、薄手の服を防寒コートの下に何枚も重ねて着ることで空気の層を作れば、防寒コートの効果がより強力になるということですね。
重ね着によって動きにくくなっては意味がありません。1枚目は薄手の生地にして、徐々に厚みを増していく方法が一般的です。具体的には、下記のようなイメージです。
<1枚目>
- 伸縮性があり肌にフィットする
- 吸水性がある
- 速乾性がある
- 保温性がある
コットンよりも、これら条件を満たす「機能性インナー」がおすすめです。
<2枚目>
ウールや裏起毛など、締め付けずゆったりしたものがいいでしょう。肌に近いところに空気の層ができるからです。
<3枚目>
空気をたくさん含める、フリース、ニット、スウェットがいいでしょう。
<4枚目>
アウターウェアで、風を通しにくい生地が最も適しています。
どうして重ね着をすると暖かさが違うのか、もっと詳しく知りたい方は別の記事で詳しく解説していますのでご確認ください。
プロが選ぶ防寒コートのおすすめ商品5選
ここからは、防寒性(保温性)・機能性・防水性の3つのポイントからおすすめの防寒コートを紹介します。なんとなくで商品を選ぶのではなく、機能面をしっかりとチェックして、自分の作業に適した商品を選びましょう。
防寒性(保温性)から選ぶ
まずはオーソドックすなタイプの保温性に優れた防寒着からご紹介していきます。
バートルでもっとも人気の本格防寒ブルゾンからご紹介。今年の冬ダントツ一番で売れています。
人気の理由はいくつかありますが、値段・デザイン性・軽量という3点がもっとも支持される要因となっています。
全天候型のサーモトロンラジポカ素材が採用されています。これは遠赤外線効果と太陽光エネルギーを利用した暖かくする効果を生み出していています。
上下セットで揃えてもよし、下は別デザインのデニムのような作業着と合わせても良しのデザイン性です。
分厚くても耐久性の弱いものをうっかり購入してしまい、現場で破れてしまったといったご経験はございませんか。
保温性に加えて、現場で大活躍するような耐久性も同時に求めていらっしゃる方はぜひこちらの商品を着用してみてください。
着たらすぐにわかるような肉厚具合で、破れにくさが伝わります。
こちらもサーモトロンラジポカ素材を採用。カラー展開は全部で4色です。
ダウンタイプの防寒着ではなくベストタイプで探している方におすすめなのがこちらの防寒着。
軽量・防風の保温設計はもちろんのことストレッチタイプですので、作業現場のような動き回るような場所でも快適に着用し続けることができます。
裏側の写真をご覧いただければわかりますが、動きやすいような服のラインになっていることがわかります。
色は2色展開でレディースサイズもございます。
機能性から選ぶ
夏には空調服という革命的な商品が登場して大ヒットしましたが、冬にはサーモクラフトという機能性防寒着が登場しています。
一般的には電熱服と呼ばれているもので、電源を入れることでスピーディーに体が温まる仕組みで作られています。
パッと見では、発熱機能が組み込まれているなんて想像もできませんが、きっちり電熱服です。それだけデザイン性でも優れているアイテムになります。
それに加えて裏地はアルミぢルムラミネート加工までされていますので、もう最強と呼ぶのに相応しすぎる商品なんです。
カラーバリエーションは4色で、どれも今どきな色合いになっていて使いやすいです。黒色を選んだらもはや作業着には見えない普通のダウンに見えます。
フードも付いているタイプですがファスナーで着脱可能なのでシーンによって使い分けもできます。
ダウンタイプ以外にベストタイプの電熱服はないのかとお困りのあなた、もちろんございます。
軽量でストレッチでしかもサーモクラフトに対応しています。ちなみにサーモクラフトというのは電熱服のバートルブランド独自の呼び方です。
またもや普通のベストに見えますが、もちろんコードストッパーやバッテリーポケットなど、現場でコードが引っかかって困ってしまうことがないような機能もついています。
コーデュラ素材を簡単に説明すると耐久性・撥水性に優れた素材のことです。この上質な素材を利用し、さらにサーモクラフトにも対応しているという完全ハイスペックな防寒着となっています。
しかもトレンドをよく抑えたデザインになっているのでおしゃれ!
すべてがコーデュラ素材で作られているわけではなく、よく破れる可能性のある肩と袖の部分のみに利用することでコストパフォーマンスを向上させている工夫もありがたいですよね。
防水性に優れた防寒着
防寒だけでなく防水が重要な現場で働いてる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それ以外にも積雪の影響によって防水が必要になります。
こちらは初めてバートルから登場した防水防寒着です。しかも本格ワーク仕様です。
袖口がマジックテープになっているので、雪も入りにくくなっています。反射リフレクターも付いているので夜間での作業時に安心です。この辺りがワーク仕様と呼ばれる所以ですね。
仕事以外でもアウトドアにも利用できるマウンテンパーカですので、キャンプなんかをする方にもおすすめかもしれません。
バートル以外からもご紹介していきましょう。耐水圧7,000mm/hの優れた防水性能を持っています。
フード部分には紐でキュッと幅を縮めることのできるフート絞りがついていますので、激しい雨天での現場作業でも体の中に水滴が入らないような設計になっています。
ポケット関連も充実していますが、外側のポケットには水が入り込みにくいようなファスナーになっているのも嬉しいですね。
真冬でも暖かさを持続させるためのダウンタイプのジャケット。防水タイプとして設計されていますので、もちろんポケットにはすべてファスナー付き。撥水と浸透を兼ね備えています。
ジャケットのところどころに英文字が入っていて、おしゃれさも抜群です。色は3色展開です。
シュッと着るよりもモコモコ感を出したい場合におすすめです。
作業現場に応じて最適な防寒コートを選ぼう
以上が防寒コートの解説とおすすめの商品についてでした。
体が冷えると筋肉も収縮して怪我のリスクも高まりますし、パフォーマンスも低下してしまうので、メリットは一切ありません。
是非とも冬の屋外作業や倉庫作業では、保温性に優れた防寒コートで体温を高く維持しておけるように準備をしておきましょう。
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