はっぴと聞くと、まず思い浮かぶのがお祭りですね。賑やかな御神輿とひとびとのかけ声や歓声、そんな祭事をもりあげる要素として、赤はっぴは欠かせません。赤はブラッドカラーとも言われ、私たちのエネルギーの源を象徴する色です。この色を身につけると元気になれるといわれているほどで、さまざまな場面で効果的に使われている色でもあります。例えば、結婚式などのめでたい席で使われる紅白、還暦のお祝いで着るならわしのある袖無しの羽織り、ちゃんちゃんこなどもやはり赤い色ですね。このように身近な赤を使った赤はっぴは、それだけでも大変おめでたい印象です。赤はっぴを着用しているだけで場が盛り上がるのは言うまでもありません。この赤はっぴは、コーディネートするときにもとても気軽におこなえます。白いボトムス類ともよく似合います。白ショートパンツや、ホワイトデニムなどを合わせれば、紅白でとても元気な印象になり、お祝いムードも高まります。あるいは黒と合わせるのもなかなかシックで大人っぽい雰囲気になります。赤と黒という組み合わせは、西欧文化においては艶感のある装いとして使用されることが多いのですが、日本においてはとても気品のある上等感のある配色です。赤はっぴには、白のシルクプリントで黒の配色切り替えや黒のベルトがついているものがあります。他には、赤はっぴに黒のシルクプリントというものはとても多くみられます。やはり赤と白と黒という三色の相性がとても良く、また日本人の肌色を元気に見せてくれるからでしょう。緑の多い風土にもしっくり馴染む配色です。近年、はっぴはお祭りのときだけでなく、さまざまなイベント時にも使われるようになってきました。赤はっぴは遠目にみても目立ちますので、便利です。