目黒区鷹番1・2丁目町会さま

「鷹番」という地名は、江戸時代に名付けられたものだと言われています。当時、目黒周辺にはまだ未開の地が多く、野鳥が生息しているような土地でした。そこで、飼い慣らした鷹を山野に放ち、野鳥を捕らえさせる行事である「鷹狩り」が行われていて、代々の徳川将軍がしばしば訪れていたそうです。鷹の飼養や訓練を行う鷹場の番をする役目の「鷹番」が多く設けられていたことから、今でもその名を残しているというわけですね。

現在では鷹番1・2丁目は閑静な住宅街。古くから代々お住まいのお宅が多い反面、安心、安全な街として、移り住んで来る方も多いんですよ。高齢化によって住む人がいなくなった広いお屋敷を3軒のお宅に分割リフォームをして住むような新しい試みも取り入れられて、若いご夫婦やお子さん連れの方も増え、活気が戻ってきたように思います。今日のように、地域のイベントに老若男女のみなさんが参加してくださるのは、とてもうれしいことですね。

当町会では、現在リフォーム工事中ですが、ここ「鷹番会館」を拠点として、普段からさまざまな活動を行っています。たとえば月に1回さまざまなイベントを行う「ほっとサロン」。先日は高齢者の方たちのファッションショーをやったんですよ。最初は「何でこんなところに来なきゃいけないの」と乗り気じゃなかった方も、キレイにお化粧をして衣装を着たらいつの間にかノリノリに（笑）。元気に赤い絨毯の上をウォーキングしてくれました。

また、年間行事でもっとも特徴があるのは、毎年行われている碑文谷八幡宮の秋季例大祭ですね。100人くらいの担ぎ手が集まって伝統あるお神輿を担ぐ、学芸大学駅周辺では一番大きなイベントです。付近の町会と一緒になってわいわいと大盛り上がり。近年、全国的にお祭りがすたれてきていると言われる中、こうした伝統は私たちが若い世代へ受け継いでいかなければならないと考えているんですよ。

今日のもちつき大会もそう。昔は各家庭からおもちつきの音が聞こえていたものですが、今ではイベントくらいでしか親しむことができません。最近ではノロウイルスやO157の影響でもちつきをやめる町会が増えてきましたが、当町会ではマスクと手洗いを徹底して、万全の体制で決行です（笑）！こうしたコミュニケーションが、町会の活動に興味がない方でも参加するきっかけになりますからね。お陰様で、他の町会から「うらやましい」と言われることもある、活気にあふれる町会に成長することができました。

ランドマークさんにユニフォームを依頼するまでは、役員のお知り合いの方に作っていただいた綿のTシャツだけをそろえていました。町会のイベントは年中あるので、Tシャツだけでは対応しきれないということで、まずは今年1月にジャンパーを制作しようとインターネットで検索。「ユニフォーム」と入れると上のほうに出てきたのが「ユニフォームタウン」のサイトです。ほかにも各社のサイトを比較した結果、種類が多くて価格が安く、色のバリエーションも豊富だったことから、ランドマークさんがいいだろうということに。役員の方がショールームにも足を運んで、目ぼしい商品のサンプルを注文しました。そして役員会のメンバーでサンプルを吟味し、パープルのイベントブルゾンに決定。サンプルを手に取って見られたのはすごくよかったですね。

このパープルの色は、当町会のテーマカラーである“江戸紫”に近い色なんです。この日本古来からの色味にはとてもこだわりがあるので、近い色が見つかってうれしかったですね。背中に「TAKABAN」、胸に「鷹番1・2丁目町会」、袖に「青年部」のプリントを入れました。

以前のTシャツは価格の高さがネックになっていたので、今年の夏に買い替えを決定。綿の素材だったので、ひと昔前なら「汗をよく吸って気持ちいい」と言えたでしょうが、今はもっと機能的な素材がさまざま出ていますよね。そこで今度は、汗を吸うだけではなく、すぐに乾いてサラサラになるドライTシャツにしようと考えました。ジャンパーの出来に満足していたので、今回もランドマークさんに頼もうと思い、まずはサンプルを注文。素材の確認やジャンパーとの色合わせがしたかったからです。パープルやワインカラーのドライTシャツを各種、各サイズ取り寄せて検討した結果、選んだのがこのパープルのドライTシャツ。ジャンパーの色を少し深くしたような感じで、ぴったり合いました。

サイズは表を作ってメンバーみんなに書き込んでもらい、SからXLまで、それぞれがマッチしたものを注文。男性、女性、体型もさまざまな人がいますから、サイズが豊富なことも決め手になりましたね。胸に町会のシンボルマークである鷹のイラスト、袖に「TAKABAN」の文字をプリントしました。

実際にプリントが入ったユニフォームを見た人の感想は、「いい色ね！」「文字やマークが映えていいわね！」などなど、ポジティブなものばかり。着心地は申し分ないですし、洗濯しても乾きやすくて助かります。以前の綿のTシャツはだんだん色落ちしていきましたが、これは色味もプリントもかなり持ちそうですね。おそろいのユニフォームを着ると、「みんなでイベントを盛り上げよう！」という気持ちになります。イベントの来場者など、地域の目から見ても「町会の方ががんばってやってくださってるのね」とわかって、目印になるのはとてもいいことですね。

納期が早く、品物がよくて、意外に安い（笑）。お陰様で、今回のユニフォームリニューアルは大成功でした。また機会があったらぜひランドマークさんにお願いしたいと考えています。たとえば、私はガールスカウトのリーダーもやっていますが、スキーのゼッケンを新しくしたいですね。また、鷹番住区では避難所運営会を立ち上げたところで、避難訓練の際や、もしもの非常時にも、「総務」「救護」などの役割がわかるゼッケンのようなものがあったら便利だね、という話が出ました。これからの話し合いによってどうなるかはわかりませんが、「何かおそろいのものを作る」となれば、まず最初にランドマークさんを思い出して、サイトを見るようにしたいと考えています。