カラーは、襟を意味するもので、衣類の首回りにつけられている部分です。襟は、地域や国によって発展し、気候や風土などにあった襟の形や長さなど、そのスタイルは多種多様です。特に、寒気の強い地域などでは、防寒できるようなスタイルになっており、襟に毛皮をはじめとする暖かい空気が逃げないような素材を使っています。また、暑い地域では、襟元から汗を飛ばせるように大きく開いた形をしているものもあるのです。ですが、砂漠地域などにおいては、太陽の光を遮断するために、大きく開きすぎた襟ではないなどと、地域の差があるほど、襟の数もあると言えます。また、コートなどで見かける襟は、寒暖の変化がある地域で、寒いときは襟を立てて、暖かいときは襟を倒すという使い方をしています。この使い分け可能な襟構造が現在では一般化されています。