ポプリン【ぽぷりん】

経糸の密度が緯糸の2倍から3倍ある横の方向にやや畝のある平織りの素材のことです。経糸は緯糸と同番手か多少細いものを用いていて柔軟な生地で光沢があります。同じような生地にブロードもありますがブロードの方がポプリンより高級な生地となっています。

綿の生地が多いのですが、化合繊、毛、絹ともつくられていてブラウスなどの婦人服、ワイシャツ、子供服に使用されています。耐久性にも優れているのでテーブルクロスやカーテン、アウターなど様々なものに用いられています。

イタリア語のpapalino（教皇の意味）が名前の由来です。1791年までローマ教皇の所管地であったアビニョンで緯畝の絹織物がつくられていいたためポプリンと名前がつけられました。元来、毛と絹の交織で教会内の装飾や法衣に使われていました。