防縮加工【ぼしゅくかこう】

防縮加工とは加工の名称のひとつで、その特徴はその名の通り、洗濯しても縮まないようにする加工を指します。この加工をすることで、羊毛などが収縮することを防ぎます。羊毛は、洗濯をすると、繊維同士が絡み合い収縮してしまうのです。この特性により、一般家庭では、洗濯ができないケースもあります。それを解消するためのこの、防縮加工が必要とされています。加工技術としては、オフスケールする方法として、羊毛表面のスケールを薬剤で取り除きます。また、塩素を用いてない方法もあるのです。そのほかに樹脂加工をする方法として、スケールが立たないように、羊毛表面を樹脂で覆ってから加工します。一般的には反物や編物の状態でウレタン樹脂を使用します。